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NENE

TATSUMI

略歴

 

2018  慶應義塾大学法学部法律学科卒業

2020   ソルボンヌ大学大学院DSUビジネス法修士課程卒業

2024年  東京藝術大学大学院美術研究科修士課程油画専攻修了

 

受賞歴

東京藝術大学O氏記念奨学金賞

 

メディア

BSフジ 「ブレイク前夜 ~次世代の芸術家たち~」

六本木アートナイトにて六本木6丁目の37mの壁面デザイン、イベント登壇等 

 

 

個展・グループ展

2022年 グループ展「Drive Up!」, Watowa Gallery

2023年 Opus130 Gallery, Hong Kongにて「Whimsical 」

2024年 グループ展「Expression vol.3」, Changting Gallery

     東京藝術大学大学院修了展

FUGA Dining Solo Exhibition

「Emerging Echoes 」, Gallery Colorbeat, Seoul, Korea

「Interwoven 」, Gallery Aaploit

Roppongi Art Night, 37m wall design

Art Fair Asia Fukuoka

 

近年、事実(ファクト)と私たちが思い込んでいるもの(フェイク)の差異が広がっていると言われています。アートはその状況に対して、見つめているものを考えさせると同時に、人間の感情や時代の雰囲気といった見えない領域を探求し、自己表現の場でもあります。法律を学んだことから、現代人の生き方について考えるようになったという辰巳の大胆な筆致や色彩は、事実と主観が交差するこの領域で自由に表現されています。

辰巳寧々の作品には、関係性の複雑さから生まれるドラマが多く登場し、古典文学や芸術からの引用も用いられています。古典芸術の引用を通じて、その普遍性や’変われない’人間の本質を炙り出し、愛や生というテーマに光を当てます。辰巳寧々の作品は長い歴史の中で語られ続けてきた普遍的な問いに向き合いながら、現代の視点を共存させています。

私は法律を学び、「罪と罰」の問題に多く触れた経験から、現代社会の人間の内面の葛藤や生き方について考えるようになりました。私は作品を通して、現代の人々の、目に見えない精神的な姿を描くことを試みています。

その手法として、文学作品のテーマや精神性を絵画で表現したり、古代の巨匠が人間を描いてきた同じ主題を、現代に再解釈することに興味があります。例えば、文学作品に多く描かれる「愛」や「死」という普遍のテーマをどう表現できるのだろうか?

また、バベルの塔やノアの洪水は現代ではどう描けるのだろう?など。それらを通して、私は今の私たちの姿や考え方を客観的に見つめ直せる気がしています。環境問題や資本主義による閉塞感、破滅的な予感を感じる現代において、人間はどう描けるのでしょうか。昔は、絵画は「芸術」でありつつ「現実を超えたもの」を考えさせる目的を持っていました。

私は、作品が現代の感情の原始的な姿や、見えるものが全て正しいのか、私たちはどこへ行くのかなどを考え直すきっかけになれば嬉しいと思っています

​ARTIST STATEMENT

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